韓国語で「言ってください」と伝える基本表現を解説

韓国語で「言ってください」と伝えたいとき、どのような表現を使えばよいのでしょうか。推し活やイベントでも役立つ、基本的なフレーズをわかりやすく解説します。
「言ってください」は韓国語でどう表現するのか
「言ってください」という依頼の表現は、韓国語では「말해 주세요(マレ ジュセヨ)」がもっとも一般的です。「말해」は「言う」という意味の「말하다(マラダ)」の命令形で、「주세요」は「ください」を意味します。合わせることで「言ってください」となります。
この表現は、友達同士から丁寧に頼みたい場面まで、幅広く使われています。初めて会う人や年上の方にも比較的失礼になりにくいので、まず覚えておくと便利です。また、もう少し丁寧にしたい場合は「말씀해 주세요(マルスムヘ ジュセヨ)」というパターンもあります。「말씀」は「言葉」や「お話」という意味で、よりフォーマルなシーンで使われる表現です。
「말해 주세요」の意味と使い方のポイント
「말해 주세요」は、相手に何かを口にしてもらいたい時に使うフレーズです。たとえば、韓国のアイドルに「自分の名前を言ってください」と頼む時や、会話の中で聞き取れなかった言葉を「もう一度言ってほしい」ときなど、実際の会話でよく使われます。
使い方のコツは、依頼の内容を前につけて「〇〇 말해 주세요」と組み合わせることです。たとえば「ファイティン(頑張って)って言ってください」は「파이팅 말해 주세요」となります。表情や声のトーンも丁寧にすると、より自然なコミュニケーションが生まれます。覚えておくと、推しとの会話やコンサートでの交流にも役立ちます。
ハングル表記とカタカナ読みの例文紹介
韓国語で「言ってください」を伝える際、正しい発音や表記も知っておくと安心です。ここでは、ハングルとカタカナ読みを一覧でご紹介します。
日本語例 | ハングル表記 | カタカナ読み |
---|---|---|
言ってください | 말해 주세요 | マレ ジュセヨ |
もう一度言ってください | 한 번 더 말해 주세요 | ハン ボン ト マレ ジュセヨ |
お名前を言ってください | 이름 말해 주세요 | イルム マレ ジュセヨ |
このように、表現の前に伝えたい内容を加えることで、さまざまなシーンに応用できます。カタカナ読みもあわせて練習しておくと、実際に声に出すときに役立ちます。
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シーン別で使える「言ってください」の韓国語フレーズ集

イベントや日常会話など、さまざまなシーンで使える「言ってください」の韓国語表現を具体的にご紹介します。状況に合ったフレーズを覚えておきましょう。
もう一度言ってくださいを伝えたいときの韓国語表現
相手の言葉が聞き取れなかった時、「もう一度言ってください」と伝える場面はよくあります。韓国語では「한 번 더 말해 주세요(ハン ボン ト マレ ジュセヨ)」が、もっとも自然です。「한 번 더」は「もう一度」という意味なので、伝えたい内容を簡単に補えます。
また、少しカジュアルな雰囲気にしたい場合は「다시 말해 주세요(タシ マレ ジュセヨ)」も使われます。「다시」は「再び」や「もう一度」の意味で、若い人を中心によく使われる言い回しです。状況や相手によって使い分けると、よりスムーズなやり取りが可能になります。
推しに「〇〇って言ってください」とお願いする場合
アイドルや俳優など、推しに直接「〇〇って言ってください」とお願いしたい場面では、フレーズの組み合わせがポイントです。具体的には、「〇〇 말해 주세요」となります。たとえば、「사랑해 말해 주세요(サランヘ マレ ジュセヨ)」は「『愛してる』って言ってください」という意味です。
他にも、「힘내 말해 주세요(ヒムネ マレ ジュセヨ)」は「『頑張って』って言ってください」、「보고 싶어 말해 주세요(ポゴ シポ マレ ジュセヨ)」は「『会いたい』って言ってください」となります。自分の伝えたい言葉を〇〇の部分に入れて、推しにお願いしてみましょう。表情やトーンも大切なので、丁寧に気持ちを込めて伝えると喜ばれやすいです。
丁寧に頼みたいときの表現バリエーション
より丁寧に、失礼のないようにお願いしたい場合は、「말씀해 주세요(マルスムヘ ジュセヨ)」や「말씀해 주실 수 있나요?(マルスムヘ ジュシル ス イッナヨ?)」といった表現が適しています。「말씀」は「言葉」や「お話」を意味し、フォーマルな場や目上の人、初対面の相手にも安心して使える表現です。
また、もう一段階柔らかく伝えたいときは「말씀 좀 해 주세요(マルスム チョム ヘ ジュセヨ)」など、間に「좀(ちょっと、少し)」を加えることで、より控えめな印象になります。状況に合わせて語尾や単語を調整すると、相手にも気持ちが伝わりやすくなります。
「って言ってください」と韓国語で伝えるコツ

フレーズを使いこなすには、語尾の変化や単語の組み合わせにも注意が必要です。ここでは、自然な表現を作るためのポイントを解説します。
名詞や動詞を組み合わせるときの注意点
「〇〇って言ってください」の〇〇に名詞や動詞を入れる際は、韓国語の文法ルールに注意しましょう。名詞の場合はそのまま前に置いて「〇〇 말해 주세요」となりますが、動詞を入れる時は、必ず「動詞の語幹+아/어/여」+「말해 주세요」とします。
例えば、「頑張ってって言ってください」は、「힘내다(頑張る)」の語幹「힘내」に「말해 주세요」が続いて「힘내 말해 주세요」になります。また、「会いたいって言ってください」は、「보고 싶다(会いたい)」の語幹「보고 싶어」に「말해 주세요」を続けて「보고 싶어 말해 주세요」となります。語幹の形や活用によって、自然なフレーズになるよう意識すると良いでしょう。
パッチムの有無による表現の違い
韓国語では、単語の最後にパッチム(子音で終わる形)があるかどうかで、後続する助詞や語尾が変化します。ただし、「말해 주세요」を使う場合、〇〇部分が名詞や短いフレーズであれば、パッチムの有無に関係なくそのままつなげて問題ありません。
ただし、しっかり意味を伝えたい場合や、より丁寧にしたい場合は、「〇〇라고(ラゴ) 말해 주세요」と「라고」を間に挟むのが一般的です。パッチムがある場合もない場合も「라고」を使います。たとえば、「사랑해 라고 말해 주세요(サランヘ ラゴ マレ ジュセヨ)」は「『愛してる』って言ってください」という意味になります。
自分の気持ちを自然に伝えるフレーズ例
推しや友人との会話で、自分の気持ちを自然に伝えたいときは、相手への配慮を込めたフレーズを選びましょう。たとえば、「もしよかったら『〇〇』って言ってくれませんか?」は、「혹시 괜찮으시면 ‘〇〇’라고 말해 주세요.(ホクシ クェンチャヌシミョン ‘〇〇’ラゴ マレ ジュセヨ)」となります。
また、少し控えめに「〇〇って言ってくれると嬉しいです」は「‘〇〇’라고 말해 주시면 기쁠 것 같아요(‘〇〇’ラゴ マレ ジュシミョン キップル コッ カタヨ)」なども自然です。気持ちを丁寧に伝えることで、相手もリラックスしやすくなります。
推し活やコンサートで役立つ韓国語フレーズ応用編

推し活やライブ、ヨントン(ビデオ通話イベント)で実際に使える、応用した韓国語フレーズをチェックしましょう。実践的な例文で、さらに自信を持って伝えられます。
推しにメッセージをお願いする韓国語例文
推しに「〇〇って言ってください」とお願いする場合、メッセージ内容を具体的にして伝えると、より特別感が増します。たとえば以下のような例文が考えられます。
- 「今日も頑張ってって言ってください」
오늘도 힘내라고 말해 주세요(オヌルド ヒムネラゴ マレ ジュセヨ)
- 「○○(あなたの名前)大好きって言ってください」
○○ 사랑한다고 말해 주세요(○○ サランハンダゴ マレ ジュセヨ)
- 「ずっと応援してるって言ってください」
계속 응원한다고 말해 주세요(ケソッ ウンウォンハンダゴ マレ ジュセヨ)
こうした具体的なフレーズを事前に準備しておくと、イベントの際にもスムーズにお願いできます。
ヨントンやイベントで使えるお願いフレーズ
ヨントンやファンサイン会などの場では、時間も限られているため、簡潔で伝わりやすいフレーズを使うことが大切です。たとえば次のようなお願いフレーズがあります。
- 「私の名前を言ってください」
제 이름 말해 주세요(チェ イルム マレ ジュセヨ)
- 「大好きって言ってほしいです」
사랑해라고 말해 주세요(サランヘラゴ マレ ジュセヨ)
- 「お誕生日おめでとうと言ってください」
생일 축하한다고 말해 주세요(センイル チュカハンダゴ マレ ジュセヨ)
このように、短くても気持ちがしっかり伝わる言葉選びがポイントです。余裕があれば、笑顔やジェスチャーも添えると、より印象的なコミュニケーションにつながります。
韓国語で推しに想いを伝えるコツと注意点
韓国語で推しに想いを伝えるときは、発音やイントネーションも重要ですが、何よりも丁寧さと心を込めることが大切です。相手が理解しやすいように、ゆっくり、はっきりと話しましょう。
また、あまり長い文章や難しい言葉より、シンプルでストレートなメッセージの方が伝わりやすい傾向があります。特に初めての場面では、短い依頼や挨拶から始めると、相手も安心して応じやすくなります。万が一聞き取ってもらえなかった場合は、焦らずにもう一度ゆっくり伝えましょう。
まとめ:韓国語で「言ってください」を使いこなして推し活をもっと楽しく
韓国語で「言ってください」と伝える表現は、推し活やコンサート、日常のコミュニケーションまで幅広く活用できます。シンプルなフレーズを覚えておくだけで、推しとの距離もグッと近づきます。
丁寧な言い回しやシーンに合ったフレーズを使い分けることで、より自然に思いを伝えられるようになります。自信を持って韓国語でお願いやメッセージを伝え、推し活をさらに充実させてみてはいかがでしょうか。
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